パーソナルトレーニングもったいない？

パーソナルトレーニングもったいない

「パーソナルトレーニングはもったいない？」と感じている人は多いものです。

料金が高い、短期間で終わる、24時間ジム行けばいい……そんな理由から、パーソナルトレーニングを受けること自体が、贅沢や無駄遣いと受け取られてしまうこともあります。

パーソナルトレーナーおぜきとしあきが、もったいないパーソナルトレーニングを選択肢ないヒントについて、以下、記述していきます。

1：費用だけを見て“もったいない”と判断する感情

多くの人がパーソナルトレーニングに対して「高い」「贅沢」「もったいない」と感じる背景には、フィットネスや運動に対する“安く済ませたい”という心理があります。24時間ジムの月額数千円と比べて、1回1万円近くするセッションは確かに高く見えるかもしれません。

特に、パーソナルトレーニングを受けた経験がないうちは、値段だけみて、「費用が高くて、なんだかもったいない」と感じる人は少なくありません。確かに、ダイエット成功まで数十万円かかり大きな出費です。

費用対効果の観点から考えてみましょう。自己流のダイエットや筋トレを何ヶ月も続けた結果、思うように効果が出なかった経験はありませんか？情報があふれる現代では、正解が分からず遠回りしてしまうことも多く、それ自体が時間とお金の無駄になります。例えば、間違ったフォームで3ヶ月続けて結果が出ない自己流の筋トレと、正しいフォームと食事指導を受けて1ヶ月で効果が出るパーソナルトレーニング。自己流で1年かけてようやく−5kg減った人が、パーソナルジムでは3ヶ月で−5kgを達成するケースも珍しくありません。実際にかかる総額と時間を比べてみれば、どちらが“もったいない”かは一目瞭然です。

パーソナルトレーニングでは、専門知識を持ったパーソナルトレーナーがあなたの体質や目標に合わせて最適なプランを組んでくれます。無駄な努力を省き、最短で結果に導いてくれる点では、まさに「時間の節約」でもあります。

さらに、パーソナルトレーナーの存在は「続けられない」問題を解決してくれます。多くの人がダイエットや筋トレを途中で挫折する最大の理由は、継続できないことです。パーソナルトレーナーは、あなたのモチベーションを維持し、精神面のサポートも行ってくれるため、「続けられる仕組み」が整っています。

こう考えると、パーソナルトレーニングの費用は、単なる“運動の指導料”ではなく、「成果への最短ルート」や「習慣形成への投資」と捉えることができます。毎月数万円の出費は確かに簡単ではありませんが、その先に健康な身体と自信に満ちた自分が手に入るなら、その価値は十分にあるはずです。「もったいない」のは、お金を使うことではなく、自分の身体と時間を無駄にしてしまうことなのかもしれません。

2：質の高いパーソナルトレーニングとは何か

ここで重要なのは“質の高い”という条件です。ただ高額なだけのパーソナルトレーニングでは意味がありません。それこそ、もったいないことになります。結論から言えば、安くて質の高いパーソナルトレーニングはほぼ皆無だと思います。ビックリするくらいの激安パーソナルトレーニングは存在しますが、実はセミパーソナルだったりと、それなりの理由があります。そして、質の高いパーソナルトレーニングなら、もったいないことにはならないはずです。

質の高いパーソナルトレーニング

質の高い良いパーソナルトレーニングとは、以下のような特徴を持っています：

１、科学的根拠に基づいた再現性のあるパーソナルトレーニングプラン

２、目的と体質、性格に応じたオーダーメイド指導

３、食事・生活習慣に対する継続的アドバイス

４、メンタル面のサポートとモチベーション管理

このようなトータルサポートがあって初めて、短期間でも明確な成果を上げることができます。短期間でも明確な成果を上げることができるパーソナルトレーニングに出会ったなら、もったいないという感情にはなりません。

質の高いパーソナルトレーニングを見極める5つのヒント

パーソナルトレーニングを受ける際、多くの人が不安に感じるのが「このパーソナルトレーナーは信頼できるのか？」「本当に結果が出るのか？」という点です。広告やSNSではどれも魅力的に見えますが、実際に質の高いパーソナルトレーニングを見抜くには、いくつかの重要なチェックポイントがあります。ここでは、後悔しないパーソナルトレーニングの選択をするための5つのヒントを紹介します。後悔するかもと不安な感情は、「パーソナルトレーニングは、もったいない」という考えにつながります。

1. 「なぜその方法なのか？」を論理的に説明してくれるか

質の高いパーソナルトレーニングは、「理由」を明確に持っています。「この種目をやりましょう」と言われたときに、「なぜその種目があなたに必要なのか」「どの筋肉を狙っていて、どういう目的に効果があるのか」を分かりやすく説明してくれるかが大切です。

一方で、ただ流行っているメニューや有名選手の真似をしているだけのパーソナルトレーナーもいます。納得できる根拠を示してくれるかどうかは、トレーナーの知識と経験を測るうえで非常に有効な判断基準になります。ヒップトレーニングが流行ればそればかりやるとか、コアトレーニングブームになれば、そればかりやるとか、パーソナルトレーニングのトレンドの歴史を見れば興味深いと思います。ただ流行っているメニューや有名選手の真似メニューだけのパーソナルトレーニングは、やはりもったいないと思います。

2. 「あなたに合わせた提案」ができているか

質の高いパーソナルトレーニングは、必ず「個人に最適化されたプログラム」を提供します。年齢・体力レベル・目的（ダイエット、筋力アップ、姿勢改善など）・ライフスタイルを細かく聞き取り、それに応じたトレーニングを組み立ててくれるかどうかが重要です。例えば、過去にケガをしたことがある方に無理な種目を勧めたり、仕事で忙しい人に非現実的な頻度を押しつけたりするのは、質が高い指導とは言えません。あなたの身体・生活を尊重しつつ、現実的で効果的な方法を一緒に考えてくれるパーソナルトレーナーが理想です。あなたに合わせた＝個別にカスタマイズこそ、パーソナルトレーニングの意義です。それがないのパーソナルトレーニングだと、もったいないことになるでしょう。

3. フィードバックが「具体的」で「一貫性」があるか

トレーニング中に「いいですね！」「もう少し頑張って！」といった励ましはありがたいですが、本当に大切なのは「どう良くて、何を直したらいいのか」という具体的なフィードバックです。さらに、前回と今回で言っていることが矛盾していないか、一貫した方針で進んでいるかもチェックしましょう。指導内容がぶれていないパーソナルトレーナーほど、計画性と確信を持ってサポートしてくれます。これが結果に直結します。

4. パーソナルトレーナー自身の“学び続ける姿勢”があるか

フィットネスや栄養の知識は日々アップデートされていきます。質の高いパーソナルトレーナーは、セミナーや研修に参加し、新しい理論やアプローチを常に学んでいます。また、「○○流」など1つの理論に固執するのではなく、クライアントごとに柔軟に対応する引き出しを持っているのが特徴です。パーソナルトレーナー資格だけでなく、知識を“活かす力”があるかが本当のプロの分かれ道です。

5. セッション外でもしっかりサポートしてくれるか

本当に質の高いパーソナルトレーニングは、「セッション中だけ」の関係にとどまりません。たとえば、LINEやメールで食事の報告に対するアドバイスがもらえたり、日々の体調や生活に応じたアドバイスをくれたりと、日常の中での行動変容を支えてくれるかどうかが大きなポイントです。

さらに、感情の波やスランプにも寄り添い、「一人では続けられなかった」人が継続できるようメンタル面のフォローまで行き届いているパーソナルトレーナーこそ、真の意味で“パーソナル”なのです。

6. 高いか安いかより「信頼できるか」

パーソナルトレーニングは高価な買い物ですので、失敗すれば、大きな時間的・経済的ロスにつながります。安さだけにとらわれず、「自分の人生の一部を預けるに値する信頼感」があるかを見極めましょう。

3：「自分でもできる」は落とし穴

情報化社会の現代では、YouTubeやSNSを活用すれば、トレーニング方法も食事管理も無料で学ぶことができます。しかしその情報は玉石混交で、誰にでも当てはまるとは限りません。

“自分でもできる”と始めた自己流ダイエットがリバウンドにつながったり、怪我をしたりしてしまうのはよくある話です。パーソナルトレーニングでは、あなたの現在の身体、生活、心理状態を元に最適なプログラムを設計してくれるので、無駄やリスクを最小限に抑えられます。

4：時間の“もったいない”をどう捉えるか

社会人や子育て中の方にとって、自由に使える時間は限られています。だからこそ、効率的に成果を出せる環境が重要です。1人でやる場合、正しい知識を得て、実行して、修正するという試行錯誤に膨大な時間がかかります。

一方、パーソナルトレーナーと二人三脚で進めれば、最初から正解に近い道を選び、最短で結果を出すことが可能です。これは「時間を無駄にしない」「もったいないにしない」という最大の節約です。

パーソナルトレーニングは、無駄な試行錯誤がない分、パーソナルトレーニング週1回が、週５回24時間ジム通いしていた頃より早く結果が出ることも珍しくありません。そして、浮いた時間を仕事や趣味、家族との時間に回すことができます。たとえば、子育てや仕事に忙しい方にとっては「効率よく痩せたい」「健康を維持したい」という想いがあっても、限られた時間の中で自己流でやるには限界があります。パーソナルトレーニングなら、信頼できるプロが最短ルートを提示してくれるため、余計な遠回りをせずに済みます。パーソナルトレーニングとは、時間がないからこそ、プロに任せる価値であるといえます。

5：「やらなかった後悔」と「やった結果の自信」

何事にも言えることですが、「あの時やっておけばよかった」と後悔することほどもったいないことはありません。体型の崩れ、健康の悪化、自信の喪失——そうした問題を未然に防ぎ、あるいはリカバリーできる手段として、パーソナルトレーニングは非常に強力です。

そして、理想の体型や健康を手に入れたとき、人は自然と自信を持てるようになります。自信を持てば、自分をもっと好きになれ、人生の質をも変えてくれます。

「やっておけばよかった」──これは、何かに挑戦しなかった人がよく口にする後悔の言葉です。パーソナルトレーニングもまた、その対象になりがちなものの一つです。

「パーソナルトレーニングは、高そうだし、きつそうだし、自分には無理かも」──そう感じて、結局申し込まずに終わった。そんな人は、数ヶ月、あるいは数年経っても、鏡に映る変わらない自分にため息をつくかもしれません。「あのとき始めていれば、今ごろは……」と、過去の自分の決断を悔やむことになります。

一方で、パーソナルトレーニングを始めた人たちはどうでしょうか。最初は不安や緊張があっても、続けるうちに体の変化を実感し、徐々に表情が変わっていきます。筋肉がつき、体脂肪が落ち、姿勢がよくなる。そうした外見の変化だけでなく、「できなかったことができるようになる」という小さな成功体験の積み重ねが、確かな自信へとつながっていきます。

パーソナルトレーニングをやった人は、得られた結果だけでなく、「自分のために行動できた」という事実にも誇りを持てます。たとえ大きく体が変わらなかったとしても、「本気で自分と向き合った」という経験は、確実に人生に良い影響を与えてくれます。

逆に、パーソナルトレーニングをやらなかった人は、「何も変わらなかった」という現実の中で、自信をなくしていきます。しかも、「やらなかった理由」が、自分への言い訳である場合、さらに自己評価が下がりやすくなります。

パーソナルトレーニングを選択するしないの差は、未来の自分に明確な違いをもたらします。パーソナルトレーニングをやらなかった後悔は、時間が経つほどに重くのしかかるものです。一方、やった結果得られる自信は、その後の人生において、自分を信じる力として確かに残ります。だからこそ、迷ったときには「やってみる」方を選んぶと良い方向に向かうと思います。

6：パーソナルトレーニング料金以上の回収がある

質の高いパーソナルトレーニングに通うことで、痩せられるダイエット効果の他、次のような副次的な効果も得られます。

姿勢が良くなり、見た目の印象が改善
睡眠の質や集中力が向上し、仕事効率アップ
食生活の改善で医療費や美容代の削減
メンタルが安定し、人間関係が円滑になる

これらはすべて、直接的な収入として表れませんが、パーソナルトレーニング料金以上の回収となります。

7：「もったいない」と思うその感覚の正体

人が「もったいない」と感じるとき、それは本当は「自分にそれだけの価値があると思えない」と感じていることが多いです。つまり、パーソナルトレーニングをもったいないと思う心理の奥には、「自分の体にそこまでお金をかけるほどの意味があるのか？」「自分は変われるのか？」という自己評価の低さが潜んでいる可能性があります。

でも、だからこそパーソナルトレーニングは必要なのです。変われるという体験は、「自分には価値がある」「やればできる」という自信となり、自己信頼に直結します。

“もったいない”という気持ちは、賢く生きようとする証です。でも、本当に賢い人は、「どこにお金をかけるべきか」を理解している人です。

パーソナルトレーニングがもったいなくない例

医療費やサプリ代など、間違った努力の“もったいない”を減らしてくれます。ダイエットに失敗し、リバウンドを繰り返したり、身体に負担のかかる方法で膝や腰を痛めたりして、整体や病院に通うことになれば、トレーニング以上の費用がかかってしまうこともあります。また、市販のサプリメントや話題のダイエット法に手を出し、効果がなかった……という“浪費”を繰り返している人も多いでしょう。

パーソナルトレーナーは、こうした“情報の洪水”の中からあなたに本当に合った方法を提案し、無駄な出費やリスクを防いでくれる存在でもあります。