パーソナルトレーニング
パーソナルトレーニングとは?
パーソナルトレーニングとは、運動エクササイズやトレーニングを、1対1マンツーマン個人指導で(パーソナルに)教授することです。
エアロビクスクラス、ヨガクラスなどの集団向け運動エクササイズ指導の対比で考えても良いと思います。
分野は違うが、塾や学校の授業と家庭教師で比較するのと、ほぼ同じです。
現在、パーソナルトレーニングは、市場の細分化されたニーズに対応して進化と変化をしています。
例えば、一昔前は、パーソナルトレーナーが栄養指導することは、栄養士の仕事に抵触するとのことで御法度である風潮がありましたが、今では、運動と栄養の専門家であることがパーソナルトレーナーとされ、そのパーソナルトレーナーが個人指導することはパーソナルトレーニングに全て含まれています。
身体面だけでなく、精神的、感情的な側面も含めての提供をもパーソナルトレーニングであるように進化しています。運動エクササイズと栄養の個人指導の提供だけにとどまらずに、モチベーション向上、コーチング、教育といった分野を含めての提供をもパーソナルトレーニングに求められるように変化してきています。
また、パーソナルトレーニングで教授する分野は、筋トレとは限りません。コンディショニング、ヨガ、ピラテスインストラクターが個人指導すればパーソナルトレーニングと呼ばれます。
私とパーソナルトレーニング
私、おぜきとしあきは、長くパーソナルトレーニングというサービスを提供させていただいています。
私は、パーソナルトレーナーという立場上、パーソナルトレーニングを通じて教える側にいて、時には「先生」とまで呼んでいただくこともあります。にも関わらず、パーソナルトレーニング受講者さんから教わることが多いものです。
どんなふうに伝えたら分かりやすいのか、もっと分かりやすい表現はないかを、いつも考え、実行して、ダメで反省して…その反復で、自分自身、成長させていただいています。
それを自分で向上心というのもおこがましいものですが、教える側の向上心は、パーソナルトレーニング受講者にもよい影響があると感じています。
パーソナルトレーニングの起源
歴史的に見ると、パーソナルトレーニングの歴史はそれほど古いものではないように感じますが、きっと、パーソナルトレーニングとは呼ばなかっただけで、個人指導という教え方はどの分野でもあり、その個人教授するサービスに金銭的な対価が発生もありました。弟子入りという形で、奉公という労働対価で、個人教授の対価を支払うこともそうでしょう。
昔は、わざわざ「運動をする」と言う概念はありませんでした。戦や農作業、運ぶ動作では、身体を積極的に動かすので、身体機能的には、運動と言えますが、日常生活より強度の高い、これらの運動を意図的に行うのではなく、仕方なく動かなければならない状況でした。
しかし、ただの、戦や農作業、運ぶ動作から、より強くなるため、より効率よく農作業をするため、より早く運ぶためといった向上心とそれを叶えてあげたいという気持ちから、運動を教えるという概念が芽生えてきたのだと思います。
その運動を教える方法に、1対複数で教える、より効率よく教えるために1対1で教えるとなり、ここで初期のパーソナルトレーニングが発生したものと思います。
パーソナルトレーニングの一般化
私がパーソナルトレーナーとして活動し始めたころ、パーソナルトレーナーと名乗る先駆者の中には、すでに、ミュージシャンのコンサートツアーに身体健康管理の専門家として一緒にツアーを回っていたりしました。また、それとは違うパーソナルトレーナーと名乗る先駆者は、スポーツ選手の個人コーチとして、試合に同行していました。
そんな中、私は、私の得意分野が、ボディメイク、ダイエット、モデル体型ボディメイクだっとこともあり、モデルの方々と個人指導者をさせていただく機会をいただくことになりました。
その後、スポーツ選手、モデルなど、身体が商品になる特別な人のためのパーソナルトレーニングは、徐々に、それ以外の一般人の方のための存在になっていき、パーソナルトレーニングの一般化がが進みました。
一般化によるパーソナルトレーニングをする場所の変化
一般化が進むにつれ、パーソナルトレーニング専門のジムが出現してきました。ジムやフィットネスに縁のない方には分かりづらいのですが、パーソナルトレーニング専門のジムとは、自分一人で自主的にトレーニングをすることが前提の会員制フィットネスジムとは異な理、自主的にトレーニングする人が皆無、パーソナルトレーナーの指導でしか身体を動かすことがないジムのことを指します。
パーソナルトレーニング専門のジムが出現の理由は、2つ問題点の解消のためです。
①自分一人で自主的にトレーニングをすることが前提の会員制フィットネスジムで、パーソナルトレーニング指導をしていると、自分一人で自主的にトレーニングから見ると、そのパーソナルトレーニング行為は、邪魔な存在なのです。なぜなら、パーソナルトレーナーと一緒にいるということは、ジムの中で二人分のスペースをとってしまっている状況になるからです。狭い日本ではジムのスペースも置いてあるマシンやトレーニング器具もぎっしり入っていることが多く、その点、フィットネス先進国アメリカのジムより、スペース的に狭いのです。そんな狭いところに二人いれば、悪気なくとも、物理的に邪魔なのがパーソナルトレーニング行為となってしまうのです。
②会員制フィットネスジムでパーソナルトレーニングを受講していると、受講者は、自分一人で自主的にトレーニングしている人から、意図せずとも見られてしまいます。痩せるやめにパーソナルトレーニングに行っているのに、動物園の動物のようにジロジロ見られるし、みんな周りの人はスタイルが良いから恥ずかしい、痩せてから、ジムにいかないといけないという、本末転倒状態になってしまいます。
①②解消のため、狭いジムが多い日本の会員制ジム環境もあり、パーソナルトレーニング専門のジムが爆発的に増えたのです。
パーソナルトレーニング専門ジムの名称の変化
日本では、いつしか、パーソナルトレーニング専門のジムは、略して「パーソナルジム」とも呼ばれるようになっています。例えば、アメリカでは、「Personal Gym」は、意味は通じる場合ありますが、2025年現在一般的な言葉にはなっていません。この短い呼称も、日本独自のパーソナルトレーニング業界の変化とも言えます。
パーソナルジムをどう選んでいるのか?
一昔前は、「パーソナルジムって?」「パーソナルトレーニングって?パーソナルスタイリストのこと??」という会話も多く聞かれましたが、パーソナルジムは誰でも認知され、その分、質や好みを度外視すればパーソナルトレーニングを受けられる施設は非常に多くあります。そんな中、パーソナルジムをどう選べばいいのか、余計、迷う人も多くいます。
パーソナルトレーニングの組み立て方がしっかりしている?ダイエットの数値変化が一番大きい?教えるパーソナルトレーナーの質?
私が思うに、こういったことは確かにパーソナルジムの良し悪しを決める大切な部分に関わらず、このような視点で良いパーソナルジムをチョイスすることは難しいのではないのかと思います。
そのため、パーソナルジムの心引かれる言葉やBefore Afterの写真の洗脳、お客さん集めに熱心なパーソナルトレーナーの強い説得で、「なんとなく」パーソナルジムを決めてしまっている方も多いようです。
例えば、私のパーソナルトレーニングとは分野の全く異なる分野である、重量挙げのパーソナルトレーニングを依頼しようとします。しかし、プロのパーソナルトレーナーの私でも、色々なパーソナルジムに行って、「パーソナルトレーニングの質」という視点で、良いパーソナルジムを見つけようとしても、おそらく満足するパーソナルジムは見つからない可能性が高いでしょう。パーソナルトレーニングに留まらず、専門サービスを判断することは至難の業に違いありません。
パーソナルトレーニングのお役立ち情報
パーソナルトレーニング受講のマナー
サービスをする側のマナーについては良くある話ですが、パーソナルトレーニングを受ける側のパーソナルトレーニング受講マナーについては、なかなか語られることはないかと思います。
パーソナルトレーニングのメリット
パーソナルトレーニングには、効率性だけでなく、他にもメリットが多くあります。パーソナルトレーニングの魅力や利点を列挙してみました。
良いパーソナルトレーニングとは
パーソナルトレーニングの良い悪いは受講者側の感じ方に加え、普遍的な要素として、パーソナルトレーニングの再現性という視点でとらえてみると、、、