たんぱく質
人体を構成している細胞の大部分はたんぱく質で出来ています。筋肉はもちろん、髪の毛、つめ、血液などもすべてたんぱく質から出来ています。したがってたんぱく質は、体の組織の成長や発達、健康保持、日常活動を支えるのになくてはならないものなのです。
たんぱく質はエネルギー源としても使われます。1グラム4キロカロリーあります。しかしたんぱく質の働きはエネルギーになるのは予備的な役割で、あくまで体の構成材料として働きます。余ったたんぱく質は肝臓で脂肪に変えられて貯蔵されます。
たんぱく質は消化の過程で分解されてアミノ酸になります。消化のときに一度アミノ酸に分解され、吸収されるときに必要に応じてたんぱく質に合成されます。
体内で必要とされているアミノ酸は20種類あり、そのうち、体内では合成できない9種類のアミノ酸を必須アミノ酸、体内で合成できる11種類のアミノ酸を非必須アミノ酸と呼びます。必須アミノ酸は、バリン、ロイシン、イソロイシン、リジン、スレオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、メチオニン、ヒスチジンです。非必須アミノ酸はアラニン、アルギニン、アスパラギン酸、アスパラギン、グルタミン酸、グルタミン、プロリン、システイン、チロシン、グリシン、セリンです。
たんぱく質を摂取するときは、量だけではなく、どれだけ必須アミノ酸がバランスよく入っているのかも大事です。ほかの種類がすべて入っていても、一つでも不足するアミノ酸があると、まったくたんぱく質を利用することが出来ません。アミノ酸スコアが100であれば、必須アミノ酸がすべて入っています。ご飯などは必須アミノ酸のリジンが不足しているので、何か別の食べもの、味噌汁に入っている大豆蛋白質などを合わせて取ることが必要になってきます。
たんぱく質は過剰に摂取すると、肝臓に脂肪として蓄えられてしまいますので、毎日適量を摂取する必要があります。
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