EMSのダイエットで痩せない理由
EMS(Electrical Muscle Stimulatio)とは、電気を流すことによって筋肉を収縮させ筋肉に刺激を与える方法です。
エステ、運動機器など、EMSを使えば、筋トレ運動しなくても筋肉がつき、基礎代謝が上がり、痩せ体質になりダイエットできるというような触れこみを良く目にしますが、いったいどうなのでしょうか?
しかし、
・EMSのダイエットしているが全く痩せない・・・
・EMSをお腹や二の腕につけているが、脂肪が減らない・・・
・エステでEMSで基礎代謝を上げてとを勧められたが痩せない・・・
EMSでダイエットしていても痩せない人も多くいるのも事実です。
ご存知の通り、効率よくダイエットで痩せるには、ダイエットの基本原理である体内の70パーセントを占める基礎代謝を上げることを最優先させるのが鉄則です。
そして、基礎代謝を上げるには筋肉量を増やすしかありません。身体で脂肪を燃やしてくれる組織は筋肉だからです。
つまり、効率良く痩せるダイエットには、筋肉量を増やすことです。
「ダイエット=筋肉増やす」ことですから、運動や筋トレせずに筋肉を増やすためということで、「筋肉=EMS」に達するのでしょう。
筋生理学的には、筋肉の二つの種類、遅筋(赤筋)タイプと速筋(白筋)タイプのうち、EMSでは、遅筋(赤筋)だけしか反応しません。
残念ながら、遅筋(赤筋)は筋肉量増えるタイプの筋肉ではないので、EMSでは筋肉は増えておらず、基礎代謝が上がることはないのです。つまりEMSのダイエットで痩せることは、そもそも不可能なのです。
しかも、ダイエットには関係のない遅筋(赤筋)すらも通常で一般人が手に入るレベルのEMSでは不可能で、本当のEMSは、研究施設や大学病院などでしか手に入れることは難しく数百万円もするものです。
しかも、そのレアなEMS器具を使用したとしても、下肢麻痺で全く動けないためリハビリで、最低限の筋刺激を得るために利用する程度でしかありません。
ですので、現実的には通常のEMSでは、筋肉量が増え、基礎代謝が上がり、ダイエットできるという理屈は成り立たたず、EMSは痩せないダイエットになってしまうのです。
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