パーソナルトレーナー完全用語集 | 基礎から専門用語まで徹底解説
パーソナルトレーニングを始めたいけれど、専門用語が多くて不安という方も多いのではないでしょうか。この用語集では、パーソナルトレーナーを探している方が知っておくべき基本的な用語から、業界で使われる専門用語まで、網羅的に解説しています。カウンセリングやパーソナルトレーニング中に出てくる用語を事前に理解しておくことで、より安心してパーソナルトレーニングを始めることができます。
目次
- パーソナルトレーニングの基本
- 資格・認定関連
- 料金・契約関連
- 目的・効果関連
- パーソナルトレーニング理論・原則
- パーソナルトレーニング方法・テクニック
- パーソナルトレーニング種目
- 身体測定・評価関連
- 食事・栄養指導
- サプリメント関連
- コンディショニング・ケア
- 施設・設備
- サービス形態
- よくある質問
パーソナルトレーニングの基本
パーソナルトレーナー
お客様一人ひとりに合わせたパーソナルトレーニング指導を行う専門家のことです。
目標達成のために、個人の体力レベル、目的、生活習慣に応じたオーダーメイドのプログラムを作成し、マンツーマンで指導してくれます。正しいフォーム指導や食事アドバイス、モチベーション管理まで総合的にサポートしてくれる心強いパートナーです。経験や資格、得意分野はパーソナルトレーナーによって様々なので、初回カウンセリングで相性を確認しましょう。
パーソナルトレーニング
パーソナルトレーナーとマンツーマンで行うパーソナルトレーニングのことです。
一般的なフィットネスジムとは異なり、専属パーソナルトレーナーが付きっきりで指導してくれるため、効率的かつ安全にパーソナルトレーニングができます。1回のセッションは通常50〜60分程度で、ウォーミングアップ、メインのパーソナルトレーニング、クールダウンという流れで進みます。運動経験がなくても、あなたのレベルに合わせてプログラムを組んでくれます。
カウンセリング
パーソナルトレーニングを始める前に行う面談のことです。
目標、現在の体の状態、運動歴、食生活、ライフスタイルなどをパーソナルトレーナーと共有します。この情報をもとに最適なパーソナルトレーニングプランが作成されます。通常30〜60分程度で、多くのジムでは無料で実施しています。気になることや不安なことは遠慮なく質問して、パーソナルトレーナーとの相性を見極める大切な機会として活用しましょう。
アセスメント(初回評価)
パーソナルトレーニング開始前に行う身体機能や体力レベルの総合的な評価のことです。
姿勢評価、可動域テスト、筋力評価、体組成測定などを行い、現在の身体状態を把握します。この結果をもとに、最適なパーソナルトレーニングプログラムが設計されます。
体験トレーニング
入会前に実際のパーソナルトレーニングを体験できるサービスです。
多くのジムでは初回限定で通常よりも安い料金(3,000〜10,000円程度)で本格的なパーソナルトレーニングを体験できます。パーソナルトレーナーの指導方法、ジムの雰囲気、設備などを確認できる絶好の機会です。複数のジムで体験してから決めるのがおすすめで、比較することで自分に合ったジムが見つかります。
セッション
パーソナルトレーニングの1回分の単位のことです。
「1セッション60分」というように使われます。パーソナルトレーニングでは、この単位で料金が設定されることが多く、週1〜2回のペースで通うのが一般的です。
プログラムデザイン
個人の目標や身体状態に合わせてパーソナルトレーニング計画を設計することです。
パーソナルトレーナーが、目標達成までの期間、パーソナルトレーニング頻度、種目選択、負荷設定などを総合的に計画します。定期的に見直しを行い、進捗に応じて調整していきます。
資格・認定関連
NSCA-CPT
全米ストレングス&コンディショニング協会(NSCA)が認定するパーソナルトレーナー資格です。
国際的に認知度が高く、科学的根拠に基づいたパーソナルトレーニング指導ができることを証明する資格です。多くのパーソナルトレーナーが取得しています。
NESTA-PFT
全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会(NESTA)が認定するパーソナルフィットネストレーナー資格です。
実践的なパーソナルトレーニング指導技術やビジネススキルも含めた総合的な資格として評価されています。
JATI-ATI
日本トレーニング指導者協会(JATI)が認定するパーソナルトレーニング指導者資格です。
日本の団体が発行する資格で、国内のパーソナルトレーニング現場に即した知識と技術を習得していることを示します。
ACSM
アメリカスポーツ医学会が認定する資格群のことです。
医学的・科学的根拠に基づいた運動処方ができる専門家を認定しています。特に生活習慣病予防や健康増進を目的としたパーソナルトレーニングに強みがあります。
健康運動指導士
公益財団法人健康・体力づくり事業財団が認定する国内資格です。
個人の心身の状態に応じた安全で効果的な運動プログラムの作成と指導ができる専門家です。医療や福祉分野でも活躍しています。
継続教育単位(CEU)
資格更新のために必要な継続学習の単位のことです。
多くの資格団体では、パーソナルトレーナーに最新の知識を学び続けることを求めており、セミナー参加や講習受講で単位を取得します。
料金・契約関連
入会金
ジムに入会する際に支払う初期費用のことです。
一般的に10,000〜30,000円程度で、入会時に1回だけ支払います。キャンペーン期間中は無料になることもあるので、タイミングを見計らうとお得です。問い合わせ時に確認することをおすすめします。
コース料金
一定期間のパーソナルトレーニングをまとめた料金プランのことです。
例えば「2ヶ月16回コース」など、回数と期間がセットになっています。短期集中型(2〜3ヶ月)で20〜30万円程度が相場です。単発で通うよりも1回あたりの料金が安くなることが多いです。
都度払い
パーソナルトレーニングを受けるたびに料金を支払う方式のことです。
1回あたり7,000〜15,000円程度が相場です。自分のペースで通いたい方や、まずは試してみたい方に向いています。ただし、コース契約と比べると1回あたりの単価は高くなります。最初は都度払いで試して、続けられそうならコース契約に切り替えるのも一つの方法です。
返金保証
一定期間内であれば契約を解除し、料金の一部または全額が返金される制度です。
「30日間全額返金保証」などのサービスを提供しているジムもあります。ただし、条件や手数料が設定されていることが多いので、契約前に詳細を確認することが重要です。
キャンセルポリシー
予約したセッションをキャンセルする際のルールのことです。
多くのジムでは「前日までのキャンセルは無料、当日キャンセルは1回分消化」などのルールがあります。急な予定変更に備えて、事前に確認しておきましょう。
リテンション(継続率)
パーソナルトレーニングを継続している会員の割合のことです。
ジムの質を測る重要な指標の一つです。継続率が高いジムは、会員満足度が高く、効果が出やすい傾向があります。
更新率
コース終了後も契約を更新した会員の割合のことです。
高い更新率は、そのジムやパーソナルトレーナーのサービスが評価されている証拠です。
目的・効果関連
ダイエット / 減量
体重や体脂肪を減らすことを目的としたパーソナルトレーニングです。
パーソナルトレーニングでは、適切な運動と食事管理を組み合わせることで、健康的に体重を落とすことができます。無理な食事制限ではなく、リバウンドしにくい体作りを目指します。短期間で急激に痩せるのではなく、2〜3ヶ月で体重の5〜10%減を目指すのが理想的です。
ボディメイク
理想的な体のラインや見た目を作ることを目的としたパーソナルトレーニングです。
単に体重を減らすだけでなく、筋肉をつけて引き締まった体を作ります。ウエストを細くしたい、ヒップアップしたい、二の腕を引き締めたいなど、部位ごとの悩みに対応します。
筋肥大
筋肉を大きく成長させることです。
適切な負荷のパーソナルトレーニングと栄養摂取により、筋肉の量を増やします。基礎代謝が上がるため、太りにくい体質になる効果もあります。
リバウンド防止
ダイエット後に体重が元に戻らないようにするための取り組みです。
パーソナルトレーニングでは、パーソナルトレーニング期間終了後も維持できる食習慣や運動習慣を身につけることを重視します。急激なダイエットではなく、持続可能な方法で体を変えていきます。コース終了後のアフターフォローがあるジムを選ぶと安心です。
姿勢改善
猫背や反り腰などの悪い姿勢を正すパーソナルトレーニングです。
デスクワークなどで崩れた姿勢を、ストレッチや筋力パーソナルトレーニングで改善します。見た目が良くなるだけでなく、肩こりや腰痛の解消にもつながります。
パーソナルトレーニング理論・原則
オーバーロードの原則
筋力や体力を向上させるには、日常以上の負荷をかける必要があるという原則です。
同じ負荷でパーソナルトレーニングを続けていても効果は頭打ちになるため、徐々に負荷を上げていくことが重要です。
漸進性の原則
パーソナルトレーニングの負荷を段階的に増やしていくべきという原則です。
急激に負荷を上げると怪我のリスクが高まるため、パーソナルトレーナーが適切なペースで負荷を調整します。
特異性の原則
パーソナルトレーニングの効果は、行った運動に特異的に現れるという原則です。
筋力をつけたいなら筋力パーソナルトレーニング、持久力をつけたいなら有酸素運動というように、目的に応じたパーソナルトレーニングが必要です。
可逆性の原則
パーソナルトレーニングを止めると、獲得した効果は徐々に失われるという原則です。
パーソナルトレーニング効果を維持するには、継続的な運動が不可欠です。これがリバウンド防止にも重要な理由です。
超回復
パーソナルトレーニング後の休息期間中に、筋肉が以前よりも強く回復する現象のことです。
適切な休息を取ることで、パーソナルトレーニング前よりも筋力や筋量が向上します。この原理を利用して効率的に体を鍛えていきます。
DOMS(遅発性筋肉痛)
パーソナルトレーニング後、数時間から数日後に現れる筋肉痛のことです。
筋繊維の微細な損傷が原因で起こります。適度な筋肉痛はパーソナルトレーニング効果の証ですが、激しすぎる痛みはオーバートレーニングの可能性があります。
オーバートレーニング症候群
過度なパーソナルトレーニングと不十分な休息により、体調不良や疲労が蓄積した状態です。
パフォーマンス低下、慢性的な疲労感、睡眠障害などの症状が現れます。パーソナルトレーナーが適切な休息日を設定することで予防します。
パーソナルトレーニング方法・テクニック
RM(レペティション・マキシマム)
ある重量で最大何回反復できるかを示す指標です。
「10RM」なら、その重量で10回が限界という意味です。パーソナルトレーニング強度を設定する際の基準となります。
1RM(最大挙上重量)
1回だけ挙上できる最大の重量のことです。
筋力の指標として使われ、パーソナルトレーニング負荷を設定する際の基準になります。「1RMの80%で8回」というように使います。
レップ(回数)
パーソナルトレーニングで同じ動作を繰り返す回数のことです。
「10レップ」と言えば、10回繰り返すという意味です。目的に応じて回数を調整し、筋肥大なら8〜12回、筋持久力向上なら15〜20回程度が目安です。
セット数
同じパーソナルトレーニングを繰り返す回数のことです。
例えば「スクワット10回を3セット」なら、10回やって休憩、また10回やって休憩、最後に10回という流れです。通常は2〜4セット行います。
インターバル
セットとセットの間の休憩時間のことです。
通常30秒〜2分程度で、目的に応じて調整します。筋肥大を目指す場合は1〜2分、脂肪燃焼を目指す場合は短めに設定することが多いです。
TUT(タイムアンダーテンション)
筋肉が負荷を受けている時間のことです。
1セット中に筋肉が緊張している合計時間を指します。筋肥大には30〜60秒のTUTが効果的とされています。
ROM(可動域)
関節が動く範囲のことです。Range of Motionの略です。
フルROM(最大可動域)でパーソナルトレーニングすることで、筋肉をより効果的に刺激できます。パーソナルトレーナーが正しい可動域を指導します。
コンパウンド種目(多関節運動)
複数の関節を同時に動かすパーソナルトレーニング種目のことです。
スクワット、デッドリフト、ベンチプレスなどが代表的です。多くの筋肉を同時に鍛えられるため、効率的で消費カロリーも高くなります。
アイソレーション種目(単関節運動)
一つの関節だけを動かすパーソナルトレーニング種目のことです。
レッグカール、レッグエクステンション、アームカールなどが該当します。特定の筋肉を集中的に鍛えたいときに使います。
スーパーセット
2つの種目を休憩なしで連続して行うパーソナルトレーニング方法です。
拮抗筋(例:上腕二頭筋と上腕三頭筋)を交互に鍛えることで、時間効率を上げながら筋肉を追い込めます。
ドロップセット
限界まで行った後、すぐに重量を下げて続けるパーソナルトレーニング方法です。
筋肉を徹底的に追い込むことができる高強度テクニックです。パーソナルトレーナーの補助のもとで安全に行います。
ピラミッドセット
セットごとに重量を増やしたり減らしたりするパーソナルトレーニング方法です。
ウォームアップから始めて徐々に重量を上げていき、最後にまた軽くするなど、様々なバリエーションがあります。
レストポーズ法
限界まで行った後、短い休憩(10〜20秒)を挟んでさらに数回行う方法です。
通常では不可能な回数をこなすことで、筋肉に新しい刺激を与えます。
ネガティブトレーニング(エキセントリック)
重りを下ろす動作(伸張性収縮)を重視したパーソナルトレーニング方法です。
筋肉が伸びながら力を発揮する局面をゆっくり行うことで、筋肥大効果が高まります。通常より重い重量を扱えるのも特徴です。
ポジティブ動作(コンセントリック)
重りを持ち上げる動作(短縮性収縮)のことです。
筋肉が縮みながら力を発揮する局面です。ベンチプレスなら胸から押し上げる動作がこれにあたります。
アイソメトリック(等尺性収縮)
筋肉の長さを変えずに力を発揮するパーソナルトレーニング方法です。
プランクや壁押しなどが代表的です。関節に負担をかけずに筋力を鍛えられます。
分割法(スプリットルーティン)
体の部位を分けて、日ごとに異なる部位をパーソナルトレーニングする方法です。
例えば月曜日は胸、水曜日は背中、金曜日は脚というように分けます。各部位を十分に回復させながら、週に複数回パーソナルトレーニングできます。
パーソナルトレーニング種目
スクワット
下半身全体を鍛える基本的なパーソナルトレーニング種目です。
大腿四頭筋、ハムストリングス、大殿筋などを同時に鍛えられます。バックスクワット、フロントスクワットなど様々なバリエーションがあります。
デッドリフト
床から重量を持ち上げる全身運動です。
背中、脚、腰など全身の筋肉を使う高強度種目です。正しいフォームが特に重要なため、パーソナルトレーナーの指導が欠かせません。
ベンチプレス
仰向けでバーベルを胸から押し上げる上半身の基本種目です。
大胸筋、三角筋前部、上腕三頭筋を鍛えます。上半身の筋力の指標としてもよく使われます。
ショルダープレス
座位または立位で重量を頭上に押し上げる肩のパーソナルトレーニングです。
三角筋を中心に、上腕三頭筋や体幹も鍛えられます。ダンベルやバーベルで行います。
ラットプルダウン
マシンを使って上から下にバーを引く背中のパーソナルトレーニングです。
広背筋を中心に背中全体を鍛えます。懸垂ができない方でも背中を効果的に鍛えられます。
ローイング
引く動作で背中を鍛えるパーソナルトレーニング種目の総称です。
ダンベルローイング、バーベルローイング、シーテッドローなど様々な種類があります。背中の厚みを作るのに効果的です。
レッグプレス
マシンに座って脚で重量を押すパーソナルトレーニング種目です。
スクワットよりも腰への負担が少なく、大腿四頭筋や大殿筋を安全に鍛えられます。初心者でも取り組みやすい種目です。
レッグカール
うつ伏せまたは座った姿勢で、脚を曲げてハムストリングスを鍛える種目です。
太もも裏側を集中的に鍛えるアイソレーション種目です。脚のバランスを整えるために重要です。
レッグエクステンション
座った姿勢で脚を伸ばして大腿四頭筋を鍛える種目です。
太もも前側を集中的に鍛えるアイソレーション種目です。膝への負担に注意が必要です。
プランク
うつ伏せで肘とつま先で体を支え、体幹を鍛える種目です。
腹筋、背筋、体幹全体の安定性を高めます。時間を伸ばすことで強度を上げられます。
バーピー
立位から床に伏せ、再び立ち上がるという動作を繰り返す全身運動です。
筋力と心肺機能の両方を鍛えられる高強度種目です。脂肪燃焼効果が非常に高いです。
身体測定・評価関連
体組成計
体重だけでなく、体脂肪率や筋肉量などを測定できる機器です。
多くのパーソナルジムに設置されており、パーソナルトレーニングの効果を数値で確認できます。定期的に測定することで、体の変化を客観的に把握できます。体重だけでなく、体脂肪率や筋肉量の変化を見ることが大切です。
体脂肪率
体重に占める脂肪の割合のことです。
男性は10〜19%、女性は20〜29%が標準的な範囲とされています。同じ体重でも体脂肪率が低いほど引き締まって見えます。
筋肉量
体に占める筋肉の重さのことです。
筋肉量が増えると基礎代謝が上がり、太りにくい体になります。パーソナルトレーニングの成果を実感できる重要な指標の一つです。
除脂肪体重(LBM)
体重から体脂肪を除いた重量のことです。Lean Body Massの略です。
筋肉、骨、内臓などの重さの合計です。ダイエット中はこの数値を維持しながら体脂肪だけを減らすことが理想的です。
骨格筋率
体重に占める骨格筋(自分で動かせる筋肉)の割合です。
パーソナルトレーニング効果を測る重要な指標です。男性は約30〜35%、女性は約25〜30%が標準的です。
基礎代謝
何もしなくても消費されるエネルギー量のことです。
筋肉量が多いほど基礎代謝が高くなります。基礎代謝を上げることで、同じ食事量でも太りにくい体質になります。ダイエットには基礎代謝を上げることが重要で、そのために筋トレが効果的です。
BMR(基礎代謝率)
1日に最低限必要なエネルギー量のことです。Basal Metabolic Rateの略です。
年齢、性別、体重、筋肉量などから計算されます。パーソナルトレーニングと食事管理の基準となる重要な数値です。
TDEE(総消費カロリー)
1日の総エネルギー消費量のことです。Total Daily Energy Expenditureの略です。
基礎代謝に日常活動やパーソナルトレーニングでの消費カロリーを加えた値です。ダイエット時の食事量を決める際の基準になります。
InBody(インボディ)
高精度な体組成計の代表的なブランド名です。
体重、体脂肪率、筋肉量に加えて、部位別の筋肉量や浮腫の状態まで詳しく測定できます。多くの高級パーソナルジムで導入されています。
周径測定
体の各部位の太さを測定することです。
胸囲、腹囲、腕囲、太もも周りなどをメジャーで測ります。体重や体脂肪率だけでは分からない部位別の変化を確認できます。
スキンフォールドキャリパー
皮下脂肪の厚さを測定する専門器具です。
体の複数箇所の皮下脂肪を挟んで測定し、体脂肪率を推定します。体組成計よりも正確な測定が可能です。
体水分率
体重に占める水分の割合のことです。
健康な成人で約50〜60%が標準です。脱水状態や浮腫の判断材料になります。
内臓脂肪レベル
お腹の内臓周りについた脂肪の量を示す指標です。
生活習慣病のリスクと関連が深く、レベル10以上は要注意とされています。パーソナルトレーニングと食事改善で減らすことができます。
姿勢評価
立位や座位での姿勢の歪みやバランスを評価することです。
骨盤の傾き、肩の高さの左右差、背骨のカーブなどをチェックします。姿勢の問題を把握することで、適切なパーソナルトレーニングプログラムを作成できます。
可動域テスト
各関節がどれだけスムーズに動くかを評価するテストです。
柔軟性や関節の健康状態を把握し、怪我のリスクを減らすために重要です。制限がある場合は、ストレッチやモビリティワークで改善します。
筋力評価
各筋肉群の力を測定・評価することです。
1RMテストや徒手筋力テストなどで行います。パーソナルトレーニングの出発点となる重要な評価です。
食事・栄養指導
食事指導 / 栄養指導
目標達成のための食事内容や栄養バランスについてのアドバイスです。
パーソナルトレーニングと同じくらい重要なのが食事管理です。パーソナルトレーナーが、あなたの目標に合わせた食事プランを提案し、日々の食事内容をチェックしてくれます。LINEなどで食事写真を送ってアドバイスをもらう形式が一般的です。極端な糖質制限ではなく、バランスの良い食事を学べるジムを選びましょう。
PFCバランス
タンパク質(Protein)、脂質(Fat)、炭水化物(Carbohydrate)の摂取バランスのことです。
ダイエット中は高タンパク・低脂質・適度な炭水化物が基本です。パーソナルトレーナーが個人の目標に合わせて最適なバランスを提案してくれます。
マクロ栄養素
体に必要な三大栄養素(タンパク質、脂質、炭水化物)のことです。
エネルギー源となる栄養素で、バランスよく摂取することが重要です。ボディメイクではこれらの比率を調整します。
微量栄養素
ビタミンやミネラルなど、少量で重要な働きをする栄養素のことです。
体の調子を整え、代謝を円滑にする役割があります。マクロ栄養素だけでなく、これらも意識することが大切です。
カロリー計算
1日に摂取するエネルギー量を計算することです。
ダイエットでは消費カロリーより摂取カロリーを少なくすることが基本です。パーソナルトレーナーがあなたの基礎代謝や活動量から適切な摂取カロリーを算出してくれます。
糖質制限
ご飯やパン、麺類などの炭水化物の摂取を控える食事法です。
短期間で体重を落とす効果がありますが、極端な制限は体調不良の原因になることも。パーソナルトレーナーの指導のもと、適切な範囲で行うことが大切です。完全に糖質をカットするのではなく、適量に調整する方が続けやすく健康的です。
ケトジェニックダイエット
炭水化物を極端に減らし、脂質を多く摂る食事法です。
体をケトーシス状態(脂肪をエネルギー源とする状態)にすることで脂肪燃焼を促進します。専門知識が必要なため、パーソナルトレーナーの指導下で行います。
高タンパク質
タンパク質を多く含む食事を意識的に摂ることです。
筋肉を作るために不可欠な栄養素です。鶏むね肉、魚、卵、大豆製品などが推奨されます。パーソナルトレーニング期間中は体重1kgあたり1.5〜2gのタンパク質摂取が目安です。
グリセミック指数(GI値)
食品が血糖値を上昇させる速さを示す指標です。
低GI食品は血糖値の急上昇を防ぎ、脂肪蓄積を抑えます。ダイエット中は低GI食品を選ぶことが推奨されます。
アナボリック(同化)
筋肉が合成される状態のことです。
パーソナルトレーニング後の栄養摂取により、体がタンパク質を筋肉に変える過程です。この状態を最大化することが筋肥大のカギです。
カタボリック(異化)
筋肉が分解される状態のことです。
長時間の空腹や過度なパーソナルトレーニングで起こります。適切な栄養摂取とパーソナルトレーニング管理で防ぎます。
ゴールデンタイム
パーソナルトレーニング後30分〜1時間の栄養吸収が最も効率的な時間帯です。
この時間にタンパク質と糖質を摂取することで、筋肉の回復と成長が促進されます。プロテインを飲むタイミングとして最適です。
チートデイ
食事制限を一時的に解除して、好きなものを食べる日のことです。
長期間の食事制限によるストレスを軽減し、代謝の低下を防ぐ効果があります。週に1回程度、パーソナルトレーナーの許可のもとで設定します。
リフィード
ダイエット中に計画的に炭水化物の摂取量を増やす日のことです。
代謝の低下を防ぎ、筋肉のグリコーゲンを回復させます。チートデイよりも計画的で、カロリー管理をしながら行います。
カロリーサイクリング
日によって摂取カロリーを変動させる食事管理方法です。
パーソナルトレーニング日は多めに、休息日は少なめにするなど、メリハリをつけることで代謝の停滞を防ぎます。
カーボローディング
競技やイベント前に炭水化物を多く摂取する方法です。
筋肉にグリコーゲンを蓄えることでパフォーマンスを向上させます。ボディビル大会などで体を大きく見せるためにも使われます。
食事報告
日々の食事内容をパーソナルトレーナーに報告することです。
多くのジムではLINEで食事の写真を送り、パーソナルトレーナーからフィードバックをもらえます。食事管理が含まれるコースでは毎日報告することが一般的です。
サプリメント関連
プロテインパウダー
粉末状のタンパク質サプリメントです。
水や牛乳に溶かして飲みます。パーソナルトレーニング後や食事で不足するタンパク質を手軽に補えます。ホエイ、カゼイン、ソイなど種類があります。
プロテイン提供
パーソナルトレーニング後にプロテインドリンクを提供するサービスです。
運動後30分以内のタンパク質摂取が効果的なため、多くのジムでは無料または有料でプロテインを提供しています。
BCAA(分岐鎖アミノ酸)
バリン、ロイシン、イソロイシンの3つの必須アミノ酸の総称です。
筋肉の分解を防ぎ、パーソナルトレーニング中のエネルギー源になります。パーソナルトレーニング中や前後に摂取することが多いです。
EAA(必須アミノ酸)
体内で合成できない9種類のアミノ酸のことです。
BCAAを含む全ての必須アミノ酸が含まれています。筋肉の合成を促進し、回復を早める効果があります。
クレアチン
筋力や瞬発力を向上させるサプリメントです。
筋肉のエネルギー供給を助け、高強度パーソナルトレーニングのパフォーマンスを上げます。筋肥大にも効果的です。
プレワークアウト
パーソナルトレーニング前に摂取するサプリメントです。
カフェインやアミノ酸などが含まれており、集中力やパフォーマンスを高めます。エネルギーを引き出し、質の高いパーソナルトレーニングができます。
ポストワークアウト
パーソナルトレーニング後に摂取するサプリメントです。
プロテインや糖質、アミノ酸などが含まれ、筋肉の回復と成長を促進します。
コンディショニング・ケア
ウォーミングアップ
パーソナルトレーニング前に体を温める準備運動のことです。
軽い有酸素運動やダイナミックストレッチで体温を上げ、関節の可動域を広げます。怪我の予防とパフォーマンス向上に不可欠です。
クールダウン
パーソナルトレーニング後に体を落ち着かせる整理運動のことです。
軽い有酸素運動やストレッチで心拍数を徐々に下げ、筋肉の緊張をほぐします。疲労回復を早める効果があります。
ダイナミックストレッチ
体を動かしながら行うストレッチです。
パーソナルトレーニング前のウォーミングアップに適しています。関節の可動域を広げながら筋肉を温めます。
スタティックストレッチ
静止した状態で筋肉を伸ばすストレッチです。
パーソナルトレーニング後のクールダウンに適しています。柔軟性を高め、筋肉の緊張を緩和します。
フォームローラー
円柱状の器具で筋膜をほぐすツールです。
体重をかけて転がすことで、筋肉の緊張やコリをほぐします。パーソナルトレーニング前後のケアに使用します。
筋膜リリース
筋肉を包む筋膜の癒着や硬化をほぐすケアです。
フォームローラーやマッサージボールを使って行います。可動域の改善や痛みの軽減に効果的です。
セルフマイオファッシャルリリース
自分で行う筋膜リリースの正式名称です。
フォームローラーやマッサージガンなどを使い、自分で筋膜をほぐします。パーソナルトレーニングの効果を高め、怪我を予防します。
アクティブレスト
完全に休むのではなく、軽い運動で積極的に回復を促す方法です。
ウォーキングや軽いストレッチなどで血流を促進し、疲労物質の排出を早めます。パーソナルトレーニングの休息日に適しています。
リカバリー
パーソナルトレーニング後の回復過程のことです。
適切な栄養、睡眠、休息により、筋肉が修復され成長します。リカバリーを疎かにするとオーバートレーニングや怪我のリスクが高まります。
施設・設備
プライベートジム
完全予約制で、他の利用者と時間が重ならないジムのことです。
パーソナルトレーナーとマンツーマンで集中してパーソナルトレーニングできます。人目を気にせずパーソナルトレーニングしたい方に最適です。周りの目が気になる方や、自分のペースでパーソナルトレーニングしたい方におすすめです。
完全個室
パーソナルトレーニングスペースが個室になっているジムのことです。
プライバシーが完全に守られるため、集中してパーソナルトレーニングに取り組めます。着替えや荷物の管理も安心です。
レンタルウェア
ジムで無料または有料で借りられるパーソナルトレーニングウェアのことです。
仕事帰りに手ぶらで通いたい方に便利なサービスです。多くのジムでは、ウェア上下、タオル、靴下などをレンタルできます。
シャワー設備
パーソナルトレーニング後に利用できるシャワールームのことです。
個室のシャワーやパウダールームを完備しているジムが多く、パーソナルトレーニング後にそのまま予定に向かうことができます。アメニティが充実しているジムもあります。
手ぶら通い
パーソナルトレーニングに必要なものをすべてジムで用意してもらえるサービスです。
ウェア、タオル、シューズ、アメニティなどがレンタルできるため、何も持たずに通えます。仕事帰りや買い物のついでに通いやすくなります。荷物の準備が面倒で続かない心配がある方は、手ぶら通いができるジムを選びましょう。
サービス形態
オンラインパーソナル
ビデオ通話を使って自宅で受けられるパーソナルトレーニングです。
ジムに通う時間がない方や、近くに良いジムがない方に最適です。料金も通常のパーソナルトレーニングより安価なことが多く、1回3,000〜8,000円程度が相場です。
出張パーソナル
パーソナルトレーナーが自宅や指定場所に来てくれるサービスです。
ジムに通う時間がない方や、自宅でパーソナルトレーニングしたい方に便利です。通常のパーソナルトレーニングより料金は高めですが、移動時間がかからないメリットがあります。
ペアトレーニング
2人で一緒にパーソナルトレーニングを受けるサービスです。
友人や夫婦、カップルで受けられます。1人あたりの料金が安くなり、お互いに励まし合えるメリットがあります。
セミパーソナル
2〜4人程度の少人数でパーソナルトレーナーの指導を受けるサービスです。
完全マンツーマンよりも料金が安く、でも一般的なグループレッスンよりは個別指導が受けられます。コストとサービスのバランスが良い選択肢です。
グループレッスン
複数人で同時にパーソナルトレーニングを受ける形式です。
料金は安いですが、個別指導の度合いは低くなります。パーソナルトレーニングの補完として利用することもあります。
オンラインコーチング
パーソナルトレーニング動画は撮らず、食事指導とプログラム提供をオンラインで受けるサービスです。
LINEやアプリでパーソナルトレーナーとやり取りし、アドバイスを受けます。最も安価で、自分のペースで進められます。
アフターフォロー
コース終了後も継続的にサポートを受けられるサービスです。
月1回のセッションや食事相談など、リバウンド防止のためのフォロー体制があるジムもあります。長期的な成功のために重要なサービスです。
進捗管理
パーソナルトレーニングや食事の記録を取り、目標に向けた進み具合を管理することです。
定期的な体組成測定や写真撮影で変化を確認します。パーソナルトレーナーと共有することでモチベーション維持にもつながります。
モチベーション管理
パーソナルトレーニングを継続するための意欲を維持・向上させるサポートです。
パーソナルトレーナーが励ましや目標設定のアドバイスを行い、挫折しないようサポートします。これもパーソナルトレーニングの大きな価値の一つです。
紹介制度
既存会員が新規会員を紹介すると特典がもらえる制度です。
入会金無料や割引クーポンなどの特典があります。友人や知人にパーソナルトレーニングを勧めたい場合に活用できます。