「ひとりでダイエットを頑張っているけれど、思うように成果が出ない」
「誰にも相談できず、途中であきらめてしまう」
SNSやネットにはダイエット情報があふれるにもかかわらず、ひとりで続けるダイエットには、想像以上に大きな孤独感がつきまといます。
実際、多くの人がダイエットで挫折する理由のひとつが、この「孤独感」によるモチベーションの低下です。
孤独なダイエットについての対処法を、ダイエットの専門家であるパーソナルトレーナーおぜきとしあきが、具体的にご紹介します。ダイエットを実現するヒントとしてお役立てください。
ダイエットを続けるには「継続」が何より重要です。しかし、孤独な環境では、成果が出ないときの不安や焦りを一人で抱え込んでしまいがちです。誰かと進捗を共有したり、励まし合ったりする機会がないため、途中で「もうやめようかな」と諦めやすくなります。
寂しさや不安、ストレスなどの感情は、しばしば過食を引き起こします。特に一人暮らしの場合、「仕事が終わって家に帰ると誰もいない」「休日をずっと一人で過ごしてしまう」といった状況が孤独感を強め、つい甘い物やジャンクフードに手が伸びやすくなります。
ネットやSNSには無数のダイエット法があふれていますが、それが自分に合っているかどうかを判断するのは難しいものです。孤独な状況では相談できる人がいないため、間違った情報を鵜呑みにして健康を害するリスクもあります。
孤独の中で頑張り続けるのではなく、小さな人との関係を意識的に作っていくことが大切です。大人数のグループに入る必要はありません。以下のような方法で、無理なくつながりを増やしていきましょう。
自分のダイエットの経過をTwitterやInstagramなどに記録として残すことで、誰かが見てくれているという感覚が生まれます。コメントや「いいね」が励みになることも多く、孤独感が和らぎます。
同じ目標を持つ人と出会える場所では、情報交換や励まし合いが自然に生まれます。匿名でも参加できる場所なら、対面が苦手な人でも安心です。
パーソナルトレーナーとの定期的なセッションは大きな支えになります。目標の共有、進捗の確認、正しい知識の提供など、心身の両面からサポートを受けられます。
孤独そのものを否定するのではなく、「一人の時間を有効に使う」という発想に切り替えるのも効果的です。
食事法や筋トレ、メンタルの保ち方などを学びながら、ダイエット知識を深めていくことで、「一人の時間が成長につながっている」という自信がつきます。
「毎朝ストレッチをする」「夕食後に10分ウォーキングする」といったルールを自分で作ることで、孤独な時間が“習慣”に変わり、ブレにくくなります。
体重や運動の記録だけでなく、感じたことや気づきをメモすることで、自分自身との対話が生まれます。孤独をただの空白ではなく、内省の時間に変えることができます。
孤独なダイエットでは、心のメンテナンスが非常に重要です。ストレスや不安が溜まると暴飲暴食につながりやすくなるため、意識的に心をケアする方法を日常に取り入れましょう。
人は話せ聞いてもらうだけで心が満たされます。ただ、今自分のやっているダイエットを否定してくる人には話すのはやめ置くことも大切です。人を選んで話ましょう。
精神的に辛い時期には、ダイエット指導豊富なパーソナルトレーナーに、相談することも選択肢のひとつです。感情の整理ができると、自然とダイエットにも良い影響を与えます。
一緒に住んでいる人がいるとかいないとかではなく、感情的に、孤独を感じている人は、体型が崩れ、脂肪が多くなる傾向があると、パーソナルトレーナーぜきとしあきは、長年ダイエット指導していて感じます。
孤独な状態に置かれると、多くの人は情緒的な安定を保つために「食べる」という行為に逃げ込む傾向があります。これは「感情的な食欲(エモーショナル・イーティング)」と呼ばれ、不安・寂しさ・退屈といった感情を抑えるために食べ物を摂取することを指します。
アメリカ心理学会の研究によると、孤独を感じている人々は、そうでない人と比べて高カロリー・高脂肪・高糖質な食品を選ぶ傾向が高いことが報告されています。特に夜間や休日など、一人きりで過ごす時間帯に「つい食べすぎてしまう」というケースは多くの人に共通する悩みでしょう。
また、孤独感はストレスホルモンであるコルチゾールの分泌を増加させ、脂肪の蓄積を促進させるという生理的な影響ももたらします。つまり、孤独は単に「気持ちの問題」ではなく、実際に体内で脂肪を蓄えやすい環境をつくる要因ともなっているのです。
ダイエットにおいて重要な「運動習慣」にも、孤独は深刻な影響を与えます。人は誰かと一緒に運動をすることで、モチベーションが高まりやすくなり、継続する力も強まります。対照的に、孤独な環境では「今日はやらなくていいか」「どうせ誰も見ていないし」といった気持ちが芽生え、運動を習慣づけることが難しくなります。
また、自宅でひとりで運動しようとしても「やり方が分からない」「正しくできているか不安」といった不安感から、結局やらなくなるというパターンも少なくありません。
孤独は一過性の感情にとどまらず、長期的には健康寿命を縮める要因にもなり得ます。実際、イギリスの医学誌「The Lancet」に掲載された研究では、慢性的な孤独は喫煙や肥満と同程度、あるいはそれ以上に死亡リスクを高めるとされています。
さらに、孤独がもたらす心身への影響は、以下のような形でも現れます。
このような状態では、ダイエットのために必要な「エネルギー」「モチベーション」「継続力」が著しく損なわれるため、どれだけ知識や計画があっても、実行に移すことが困難になります。
パーソナルトレーナーとは、単にトレーニングの指導を行うだけの存在ではありません。彼らは顧客の目標達成のために、身体面だけでなく精神面のサポートも担う、いわば「伴走者」的な存在です。
個人の体質・目標・ライフスタイルに応じて最適なメニューを設計し、それを継続できるよう支える存在。それがパーソナルトレーナーの本質です。これは孤独を感じている人にとって、非常に大きな意味を持ちます。
パーソナルトレーナーとの関係性は、単なる「サービスの受け手と提供者」という枠を超えた人間関係を築くことも少なくありません。定期的に会話を交わし、努力を認められ、成果をともに喜び合う―このような体験は、孤独を感じている人にとっては何よりも心強い支えとなります。
また、パーソナルトレーナーとの会話を通して自己肯定感が高まり、「自分にもできる」「変わることができる」という希望を持つことができるようになります。これは、自己効力感(セルフ・エフィカシー)を高める上で非常に重要で、ダイエットの継続性にも大きな影響を与えます。
私の運営するパーソナルトレーニングジムでは、「過去にリバウンドを繰り返していたが、パーソナルトレーナーと二人三脚で成功できた」「人見知りで運動嫌いだったが、パーソナルトレーナーとの関係がきっかけで運動習慣が身についた」といった声が数多く寄せられています。
これは単に「ダイエットのプロに個人指導で教わったからうまくいった」というだけではありません。人とのつながりによって、孤独から脱し、ポジティブな感情を取り戻し、自分自身と向き合えるようになったことが、ダイエット成功の大きな要因なのだと思います。
ダイエットと孤独の関係性は、今後ますます認知されていくことでしょう。食習慣、生活習慣が変わる日本においては、ダイエットの必要性がますます高まり、孤独とダイエットの問題と密接に絡んでくると予測されます。
その中で、パーソナルトレーナーは単なる「フィットネスの専門家」ではなく、「ダイエットの伴走者」としての社会的役割を担っていく必要があるでしょう。また、パーソナルトレーニングの現場でも、心理面への配慮や、コミュニケーション能力の向上がますます求められていきます。
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